ファイルを知る、使いこなす。
.rdata

Rワークスペース

データ分析・科学

RDATAはRのsave等で複数の名前付きオブジェクトを保存する形式です。loadで同名の変数が上書きされる可能性があるため、今の分析環境へ直接読み込む前に作業を保存し、別の復元先を用意します。保存時の全パッケージや外部データが必ず同梱されるわけではありません。

主な用途
名前付きRオブジェクトの集合を保存
中身の種類
バイナリデータ
目次・よくある質問・根拠資料を見る

内容の最終確認: · 編集:Kai

開き方・操作手順

使っている環境や目的の項目を開いて、手順を確認してください。

別の環境へ読み込む

同名の既存オブジェクトを保護します。

  1. 信頼できる作成元と保存時のR版を確認します。
  2. new.env等で専用環境を作りloadのenvirへ指定します。
  3. 復元された名前と各オブジェクトの構造を確認します。
必要なオブジェクトを確認

RDataは全部が一つの表とは限りません。

  1. 復元された名前の一覧を調べます。
  2. class、str等で表・モデル・リストを区別します。
  3. 必要な値を別名へ取り出し作業内容と比較します。
整理して受け渡す

必要なオブジェクトと環境情報を選びます。

  1. 受け手が必要な変数・パッケージを確認します。
  2. 単独RDSや対応する表形式等へ別名保存します。
  3. 再読込して名前、型と値を照合します。

操作名・対応状況はアプリ・OS・版によって異なります。変更する前に原本を残してください。

開けないとき:症状から確認

  • 作業の変数が変わる:loadの復元先を分け、保存前の作業状態を確認します。
  • パッケージの警告:作成時の版とクラス定義を確認します。
  • RDSと取り違える:保存方法を確認し、loadとreadRDSを使い分けます。
  • 今の変数が置き換わった:同じ環境へのloadで同名オブジェクトを復元していないか確認します。
  • 読み込んだはずの表がない:復元名の一覧と各オブジェクトの種類を確認します。
  • モデルが動かない:保存側のパッケージ・版・必要な関連情報を確認します。

RDATA → 選択したRDS / CSV

  1. 別環境へ復元し、保存対象の名前と型を確認します。
  2. 1オブジェクトならsaveRDS、表なら対応する書き出しを使い、値と属性を確認します。
  3. 復元名を記録し、必要なオブジェクトだけの出力を再読込で確認します。

ワークスペースの再現にはパッケージ版やコードが別途必要な場合があります。CSVでは関数、環境、クラスを保持できません。

読み込み先の環境を明示する

loadは保存された名前を環境へ復元します。同名の現在の作業が置き換わり得るため、確認用環境を指定して調べます。

この手順の根拠:R Core Team · Reload Saved Datasets / R Core Team · Serialization Interface for Single Objects

ワークスペース全体を表と考えない

複数の表、モデル、関数等が含まれる場合があります。必要な対象と依存情報を整理して受け渡します。

表出力では日時、因子、欠損値と型を確認し、元RDataを残します。

この手順の根拠:R Core Team · Reload Saved Datasets / R Core Team · Serialization Interface for Single Objects

関連形式との違い

関連形式との違い
形式主な役割確認する点
RData名前付き複数オブジェクト専用環境へload
RDS一つのオブジェクト代入名を選択
CSV表の文字出力型と属性の差

取り扱いと安全性

原本と現在の作業を保存し、信頼できない関数やオブジェクトを実行しません。別のR環境への読み込みは名前衝突対策であり、安全な隔離の保証ではありません。

よくある質問

必ず全部の作業が入る?

保存対象に選ばれたオブジェクトによります。

loadすると上書きされる?

復元先の同名オブジェクトは置き換わり得ます。

RDSと改名で交換できる?

読み書き方式が違うため改名だけでは変換できません。

RDataのファイル名が変数名になる?

保存された名前で複数オブジェクトが復元される場合があります。loadの返す名前一覧を確認します。

複数の表を一つのCSVにできる?

列や行の関係を確認して必要な結合を定義します。全オブジェクトを自動で一表にする保存方式ではありません。

形式の基本情報:正式名称・MIME type・管理団体
名称
R saved object collection / workspace image
管理・仕様
R Core Team
MIME type
作成元・配信元の指定による。拡張子だけでMIME typeは確定できません。

公式・一次情報

  • プロジェクト公式Reload Saved Datasets

    復元先の環境と同名オブジェクトの上書きに関する資料です。

    R Core Team · リンク確認:
  • プロジェクト公式Serialization Interface for Single Objects

    単一オブジェクトの保存・復元と互換性の資料です。

    R Core Team · リンク確認: