ファイルを知る、使いこなす。
.nc

NetCDFデータ

データ分析・科学

NCは気象や科学分野のNetCDFに使われ、次元、変数、属性を持ちます。一方、工作機械の制御データ等にも同じ拡張子があるため、作成元を先に確認します。NetCDFでも値だけでは意味が分からず、単位、時刻の基準、座標、欠損値の定義を読み取る必要があります。

主な用途
多次元の科学データ、または別アプリ固有データ
中身の種類
作成元により異なる
目次・よくある質問・根拠資料を見る

内容の最終確認: · 編集:Kai

開き方・操作手順

使っている環境や目的の項目を開いて、手順を確認してください。

NetCDFのヘッダーを調べる

変数・次元・属性を先に確認します。

  1. 対応環境でncdump -k copy.nc等を使い保存形式を確認します。
  2. ncdump -h copy.nc等でヘッダーを表示します。
  3. 必要変数、単位、時間・座標と欠損値を記録します。
必要な範囲を読み込む

軸の意味と順序を確認します。

  1. 対応するNetCDFライブラリーやビューアーを選びます。
  2. 時間、深さ・高度、緯度・経度等の必要範囲を指定します。
  3. 単位、欠損マスクと座標を比較します。
表・地図用に出力

多次元データをどう切り出すか決めます。

  1. 変数と時刻・高度等を一つずつ明示します。
  2. 必要なスケール処理後に対応形式へ別名出力します。
  3. 元の単位、範囲、欠損値と地理位置を比較します。

操作名・対応状況はアプリ・OS・版によって異なります。変更する前に原本を残してください。

開けないとき:症状から確認

  • 読み込み失敗:NetCDFの形式版とツールの対応、転送欠損を確認します。
  • 値が異常:欠損値、倍率・オフセット、単位を確認します。
  • 日付や地図が違う:時刻基準・暦、座標変数と次元順を確認します。
  • NCが開かない:classic系とnetCDF-4/HDF5系の読込対応を照合します。
  • 値が非常に大きい:欠損値やscale_factor・add_offsetの処理を確認します。
  • 時刻や地図が違う:units、calendar、座標変数と次元の順序を確認します。

NetCDFの選択データ → CSV / 配列

  1. 変数、時刻や空間範囲を選び、属性と次元の対応を記録します。
  2. 必要範囲を出力し、単位、位置、欠損、精度を確認します。
  3. 変数、軸、単位、時刻の暦と抽出範囲を出力と一緒に記録します。

多次元構造と属性はCSV1個では保持しにくいため、説明を別添します。NetCDFの説明は機械制御NCの変換手順ではありません。

単位・欠損・スケールを解釈する

保存された数値をそのまま温度等と判断せず、units、_FillValue、scale_factor等を確認します。読込アプリが自動処理する場合は二重適用しません。

この手順の根拠:Unidata / UCAR · NetCDF FAQ / Unidata · NetCDF Utilities / CF Conventions Community · NetCDF Climate and Forecast Metadata Conventions

時間と座標の意味を残す

時間は基準日時からの単位やcalendarで解釈が変わります。緯度・経度も単純な等間隔格子とは限らないため、座標変数を確認します。

CF属性がある場合はその説明に沿って扱い、出力した表にも変数、軸、単位と抽出範囲を記録します。

この手順の根拠:Unidata / UCAR · NetCDF FAQ / Unidata · NetCDF Utilities / CF Conventions Community · NetCDF Climate and Forecast Metadata Conventions

関連形式との違い

関連形式との違い
形式主な役割確認する点
NetCDF classic配列と属性の保存対応版と次元
NetCDF-4HDF5基盤の保存等ライブラリー対応
CSV / raster切り出した出力軸・単位・欠損

取り扱いと安全性

原本と属性を残し、大容量データは必要範囲だけ扱います。装置向けファイルを誤って実行しないよう入手元を確認します。

よくある質問

NCは必ずNetCDF?

別用途もあるので作成元を確認します。

数値だけで単位が分かる?

属性と配布元の説明を確認します。

H5へ改名してよい?

改名はデータモデルの変換になりません。

NCは単純な二次元表?

複数変数と多次元配列、属性を持てます。必要な変数と次元を先に確認します。

ncdump -hで全部の値が出る?

主にヘッダーの構造確認です。必要な値は変数と範囲を選んで別に読みます。

形式の基本情報:正式名称・MIME type・管理団体
名称
NetCDFデータ / 別用途のNCも存在
管理・仕様
Unidata / producing application
MIME type
作成元・配信元の指定による。拡張子だけでMIME typeは確定できません。

公式・一次情報

  • プロジェクト公式NetCDF FAQ

    NetCDFのデータモデル、形式の差、公式ツールの説明です。

    Unidata / UCAR · リンク確認:
  • 公式資料NetCDF Utilities

    ncdumpによる形式、変数、属性の確認。

    Unidata · リンク確認:
  • 公式資料NetCDF Climate and Forecast Metadata Conventions

    座標、時間の暦、欠損値とスケール等の解釈。

    CF Conventions Community · リンク確認: