ファイルを知る、使いこなす。
.tex

TeX / LaTeX文書

文書

TEXは通常、TeXやLaTeXで組版する文書のソースです。PDFの完成ページではなく、文章と命令が入ったテキストです。完成形を見るには、使用するエンジンや画像・参考文献などの付随ファイルをそろえてコンパイルします。

主な用途
数式・論文・技術文書の組版ソース
中身の種類
テキスト
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内容の最終確認: · 編集:Kai

開き方・操作手順

使っている環境や目的の項目を開いて、手順を確認してください。

Windows・Mac:ソースを読む

完成した紙面と編集用ソースを区別します。

  1. エディターの「開く」でTEXを選び、先頭のdocumentclassと日本語用パッケージを確認します。
  2. 同じフォルダの画像、BIB、STYなどを確認し、メインのTEXがどれかREADMEで調べます。
  3. 読むだけならコンパイルせず、数式・本文・コメントを確認します。完成見本のPDFがあれば並べます。
ローカル:PDFを生成する

テンプレートが指定するエンジンを使います。

  1. TeX配布環境と対応エディターを用意し、プロジェクト一式のコピーを開きます。
  2. pdfLaTeX、LuaLaTeX、upLaTeXなど、作成者が指定したビルド設定でメインファイルを処理します。
  3. 最初のエラーから修正し、参照・文献の処理を含めて再ビルドしたPDFのページ数と日本語を確認します。
オンライン:共同編集する

アップロードしてよい原稿か確認します。

  1. 共同編集サービスへメインTEXだけでなく素材一式を取り込みます。
  2. メイン文書とコンパイラーを設定し、ローカルでの出力と見比べます。
  3. 共有権限を確認し、納品時はソース一式とPDFを別々に保存します。

操作名・対応状況はアプリ・OS・版によって異なります。変更する前に原本を残してください。

開けないとき:症状から確認

  • 日本語が出ない:pdfLaTeX、LuaLaTeX、XeLaTeX、pLaTeX等は同一ではありません。作成者が指定したエンジンとフォントを確認します。
  • 画像・スタイルが見つからない:TEXだけでなく参照先の画像、CLS、STY、BIBを同じ相対構造で受け取ります。
  • エラーが連続する:ログの最初のエラー箇所から確認します。後続エラーは最初の括弧や命令の誤りから派生している場合があります。
  • Undefined control sequence:最初に指摘された命令と必要なパッケージを照合します。末尾のエラーを先に直すと原因を追いにくくなります。
  • File not found:画像・STY・BIBの相対パスとファイル名の大文字小文字を確認します。
  • 日本語が出ない:文字コードだけでなく、指定エンジンと和文パッケージの組み合わせを確認します。

LaTeXソース → PDF

  1. 主文書を指定エンジンでコンパイルします。参考文献や索引を使う場合は、プロジェクト指定の処理も実行します。
  2. エラーがなくPDFが生成されたら、数式、図、引用、参照番号を確認します。未解決参照があれば必要な再組版を行います。
  3. 生成PDFの数式、引用番号、図の解像度、文字検索を確認し、TEX一式はそのまま保管します。

TEXをPDFに改名しても組版できません。ソースの命令によって外部プログラムを呼ぶ構成もあるため、不明なプロジェクトでshell escapeを安易に有効にしないでください。

ビルドの順番とログの読み方

本文の組版と文献処理は別工程になる場合があります。参照が「??」なら、参照元のラベルと再ビルドの有無を確認します。

補助ファイルだけを納品しても原稿にはなりません。失敗時はエンジン名、最初のエラー、必要素材を記録すると切り分けやすくなります。

この手順の根拠:LaTeX Project / learnlatex.org · Working with LaTeX

再現できる原稿の渡し方

メインファイル、画像、参考文献、独自スタイルをフォルダ構造ごと渡し、使用環境をREADMEに書きます。

外部コマンドを許可する設定は、テンプレートが本当に必要とする場合に限って検討します。入手元不明の原稿では有効にする前に内容を確認します。

この手順の根拠:LaTeX Project / learnlatex.org · Working with LaTeX

関連形式との違い

関連形式との違い
形式主な役割選ぶときの注意
TEX編集・組版用のソースエンジンと素材が必要
PDF完成紙面の共有ソースの構造は戻らない
DOCXワープロでの共同編集複雑な数式・組版の移植を確認

取り扱いと安全性

ソースが読めても安全性の保証にはなりません。入手元を確認し、不明なマクロ・外部コマンドを含むプロジェクトのコンパイルは管理された環境で行います。

よくある質問

TEX単体でPDFを再現できる?

画像や独自パッケージを参照している場合はできません。主文書と必要なフォルダー一式を受け取ります。

どのTEXから組版すればよい?

READMEや作成者の指定を確認します。章を分割したファイルは通常、主文書から読み込まれます。

PDFは生成されたが引用が「?」になる

参考文献処理や追加の組版が不足している可能性があります。ログとプロジェクトのビルド手順を確認します。

TEXだけ渡せば再現できる?

画像、独自STY、文献、フォント条件なども必要な場合があります。フォルダ一式とビルド設定を添えます。

PDFをTEXへ戻せる?

数式や構造を完全には復元できません。作成元のTEXがあるかを先に確認します。

形式の基本情報:正式名称・MIME type・管理団体
名称
TeX / LaTeX source document
管理・仕様
TeX ecosystem / LaTeX Project
MIME type
作成元・配信元の指定による。拡張子だけでMIME typeは確定できません。

公式・一次情報

  • プロジェクト公式LaTeX Documentation

    LaTeXの文書作成システムと公式マニュアルの入口です。

    LaTeX Project · リンク確認:
  • プロジェクト公式Working with LaTeX

    ソースを編集し、TeXエンジンで組版する流れを学べます。

    LaTeX Project / learnlatex.org · リンク確認: